過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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403: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/02/22(日) 23:24:50.82 ID:gqE68cTz0

不二咲の部屋は、どこを向いてもとにかくメカメカメカ機械……
机の上のモニターを筆頭に至る所に機械が置かれていた。


「さあ、始めようか」


KAZUYAが不二咲から頼まれていたこと。それは倉庫の機械類を部屋まで運ぶことであった。
ついでに、多少は機械の知識もあるKAZUYAが修理を手伝うことである。


「機械をいじっている姿を見ると、やはり男の子だなと思うよ」

「えへへ、そうかなぁ?」


不二咲は嬉しそうに笑う。自分でも運べる細々とした部品類は既に箱にいれて
用意してあり、それらの部品を広げながら二人は床で機械を修理していく。


「……僕ね、ずっと夢だったんだ」

「何がだ?」

「お父さん以外の男の人と、こうやって機械やパソコンをいじったりするの」

「確か、不二咲はその歳でもう企業と契約しているのだろう? それこそ
 メカニックやプログラマーの知り合いなんてたくさんいるんじゃないのか?」

「えっと、その人達は仕事上の付き合いだからどうしても気を遣っちゃうし……
 ……あと、僕の外見が女みたいだから女の子だと勘違いする人が多くて」

「ああ……」

「実際性別を隠して女子校に通ってたから訂正したくても出来ないし……ただでさえ理系の女の人は
 少ないのに女子高生プログラマーってことで尚更目立っちゃって、凄く嫌だったんだぁ」


中には変な目で見る人もいたし、と不二咲が付け加えるとKAZUYAは何とも言えない気分になる。


「お父さんもプログラマーだったな。こうやって、よく一緒に機械を触っていたりしたのか?」

「うん!」




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