過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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853: ◆takaJZRsBc[saga]
2015/07/21(火) 00:44:36.05 ID:F11QxauJ0

K「頭皮切開。骨膜を反転固定する」


KAZUYA程のベテランなら開頭手術でさえ十分な経験があり、本来いちいち行動を
口にする必要はないのだが、生徒達に事前に自分の動きを伝える必要があった。

現に、外した頭皮を置けるよう大和田がステンレス製のトレイを用意してくれている。


大和田「う……」

K「あまり見ない方が良いぞ。これからもっと酷いことになる」


大和田が顔をしかめたのを察し警告する。特に、不二咲に対しては機械を見ているよう促した。
石丸が写真を見ながらよく呻いていたのを知っている。この二人は耐性がないから尚更キツイだろう。


K「まず、ドリルで六ヶ所穴を開ける。そこに線ノコを通し切断していく」

大和田「マジでやんのか……」

K「やらないと死ぬ」


KAZUYAとてやらずに済むのが一番だ。しかし、開頭手術が必要だという結論だけは出ていた。
CTスキャンがないため正確な位置も大きさもわからない。今はKAZUYAの長年の勘と経験だけが頼りだった。


K(今までは外からある程度わかる傷が主だった。舞園の骨折という例もあるが、最悪放置しても
  命には関わらない。だが、今回は違う。俺の見立てが全てだ。判断を間違えれば山田は死ぬ!)


ピッピッ……ピッピッ……ピッピッ……ピッピッ……

ジーコジーコと骨の削れる音が止んだ。


K「外すぞ。丁重にな」


KAZUYAは切断した頭骨をトレイに載せた。そして一切の見落としがないように中を観察する。




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