過去ログ - 十神「愚民が…!」腐川「医者なら救ってみなさいよ、ドクターK!」ジェノ「カルテ.5ォ!」
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992: ◆takaJZRsBc[saga]
2016/01/17(日) 02:02:31.60 ID:9TNNEeQz0

「もういい! 喋るな! もう謝らなくていいんだ……!!」

「朝日奈君を――」

「何……? 朝日奈がどうした?」

「――守れ、なくて」

「!!」

「…………」


今まで散々世話になったKAZUYAには真実を伝えても良いと思ったのかもしれない。
或いは、KAZUYAならば真実を受け止められると思ったのか。今となってはその答えはわからない。

ダラリと石丸の手が落ちる。その目が開くことはもう二度となかった。


「――ッ!!」


しかし、真実は時として大いに人の心を蝕む。それは強い精神力を持つ
KAZUYAとて例外ではなかった。声にならない叫びを上げる。

何故最後まで生徒を信じてあげられなかったのだろう?

友と最期の言葉すら交わすことなく、一人死出の旅路へ向かった石丸の心境は如何ばかりか?

何故、もっと早く飛び込まなかった?

自分の中に、石丸が犯人ではないかと疑念があったからではないか?


何故、何故、何故――?


「何故だッッ?!!」


後悔と自責の叫びは、もう届かない……。





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