11: ◆jma3vRngk.Px[saga]
2014/11/20(木) 05:15:14.04 ID:SGK+dpDH0
充分懐かしさを堪能した俺は、またチャイムを鳴らし、おねえさんに「また今夜、あそこに入ってもいいですか」と確認を取って、要塞を後にした。今日はよく晴れていて、ゆっくりと星空を眺める事が出来そうだった。
夜になるまで俺は、よく遊んでいた公園、住んでいた家、通っていた学校と、思い出せる限り懐かしい場所を歩き渡っていた。
昔と変わらない場所もたくさんあったが、変わってしまっていた場所もまた、たくさんあった。よく行っていた本屋は、大手の服屋になっていたし、優しいばあちゃんがやっていた駄菓子屋は、シャッターが降りていた。
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