12: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2014/11/22(土) 22:07:06.15 ID:ruDIfM3ro
少女は一歩、また一歩と進むたびに募る不安を、日々の教えを思い出す事で払拭しようとした。
教主様にこの身を捧げる事は素晴らしい事である。
この身に神の子を宿せる事は、この村の女性として誉れである。
母も、そのまた母も、そのまた母のずっとずっと前の母も、今の少女のように立派に勤めを果たしてきたのだ。
だから怖がる事はない。不安になる事もない。
少女はいつの間にか、祈りの言葉を口ずさんでいた。
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