過去ログ - 男「いらっしゃいませー」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/12/18(木) 12:25:16.69 ID:s60R4vVf0
男「そ、それじゃ」

姉「ええ、貴方の独立を認めましょう。今までよく頑張りましたね」

女(……何だろ、この変な感じ。こんなあっさり……?)

青年「そんな簡単で良いんすか? 旦那をずっと探していたんでしょ?」

姉「確かに、ずっと男を探していましたが……本来の目的は、男に会う事だったんです」ナデナデ

男「頭を撫でるな」スッ

青年「……えっ」

姉「出来れば私の店に戻ってきて欲しかったのですが、男の成長さえ見届ける事が出来たら、それで良かったんです」

姉「それに、店さえ知っていたら、休みの日に来れますからね」

青年(何か、師匠さんに聞いてたイメージと違うぞ……? もっと厳しそうなのかと)

男「で、何食べるよ」

姉「そうですね……キスの天ぷらにします」

男「おっしゃ!」

令嬢(……そろそろお邪魔虫になっちゃいますね。帰りましょうか)スッ

令嬢「ご馳走様でした」チャリン

女「はーい!」

令嬢(あの人は許してくれたけど……もう私はこの店に来ない方が良いわ。余計な事をしてしまう)

男(何か余計な事考えてそうだな……ん?)ジュワアァァァ

女(……責任なんて感じる必要無いですよ。店長はお客様の喜ぶ顔が好きなんです。だから)コソコソ

女「また、来てくださいね?」ニコ

令嬢「! ……はい!」ニコ

カランカラーン

女「ありがとうございました! またお越しくださいませー!」

男(何を吹き込んだのかは知らんが……さすがは女だな)

男「ほら、どうぞ」

姉「ふふ、懐かしいですね、男の天ぷら……では」サクッ

姉「こちらも合格ですね。素晴らしく軽い歯触りと、ほくほくの身がたまりません」

男「そうだろ? 出来るだけ温度差を作って揚げたからな」

青年(……旦那、肩に背負ってたものが無くなったみたいな顔してる)

女(良かったですね、店長)ニコニコ


姉「ごちそう様でした。また来ますね」

女「はい!」

姉「あ、そうだ……ちゃんとお父様にも言っておきますね。「男はちゃんと自分なりの道を見つけた」と」

男「あの男が納得するとは思わんがな……まぁ、また来いよ」

姉「ええ」ニコ

カランカラーン

男「あ〜!! 緊張した!!」

青年「旦那、お疲れっす。今日の夜は余りもんで何か作りますよ」

女「あ、私も作ります!」

男「……おう、ありがとよ」


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