過去ログ - 御坂「――――私は私、よね」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/23(日) 00:01:29.13 ID:XacTLzx30


ここは常盤台中学女子寮の一室だ。
……そう思っているのは自分だけだろうか。
美琴は目の前にある鏡を覗き込む。
顔が映る。

整った綺麗な顔立ちだ。
美琴は鏡の中の自分へゆっくりと手を伸ばす。
その指先が鏡に触れる。冷たい感触が伝わると同時に、変化が起きた。
鏡に文字が刻まれていく。強引に刃物で刻み込んだような、酷く歪な文字が。

『I'm lost.Who are you?』

……ずぶり、と指が鏡の向こうへと沈み込んだ。

「……行け、ってことかしら」

美琴の体は鏡の中に吸い込まれるように消えていく。
体全てが消える前に、御坂はちらりと背後を振り向いた。
その部屋にはこの鏡以外、何一つなかった。


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