過去ログ - 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第36位【アラフォーマーズ】
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◆rVyvhOy5r192
[saga]
2014/11/23(日) 21:05:46.51 ID:r419l1wso
(……ん?)
ふと、視界の端に映ったものに、青年は顔を向けた。
彼と同じように、スクリーンを見やる小さな影。未だ年若い少女。
年の頃は、中学生か小学生か。少なくとも高校生とは思えない。……何事にも例外はあるが。
藍色の毛先が肩にかかるかかからないか程のショートヘアー。耳や眉が隠れるほどの長さはある。
上野のアメ横ででも売ってそうな虎の刺繍の入ったジャンパー。ショートパンツの殆どは、余ったジャンパーの丈に隠されていた。
突っ掛けた薄汚れた白黒のスニーカーからは、どことなく少女の家庭事情が窺える風である。
――何よりも。
「……」
医療用の眼帯で片目を被っているのが、やけに痛々しい。
暫く流れる映像を見送った後に、その少女はまたどこかへと足を向け歩き去っていった。
青年は思案顔の後、
「……げ、買い出し途中だった」
同僚の少年が着けている眼帯に似た少女のそれから、仕事と自分が抱えた荷物を思い出すと、スクーターに跨がった。
この青年の名を、須賀京太郎と云った。かつての日本男子麻雀プロである。
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