3:1[saga]
2014/11/23(日) 22:23:14.93 ID:rlRo/uli0
「…………ちょっと、寒いかな」
一番下に着た防寒着が無ければもっと寒かったのだろうか。
想像するだけで身震いしてしまう。 今日は曇り。
何の気無しに、フェンスに沿って歩いてみる。
網目状に作られたフェンスを歩きながら爪で鳴らす。
非常に耳障りなその音は、マニキュアを少しずつ削る事で奏でることを許される。
「しょっ、と」
屋上の床に背を預けて、目を閉じる。
服から皮膚、皮膚から脂肪、筋肉へと目を瞑っている分だけより鋭敏に伝わっていく。
唯一外気に触れる手が、気温的な寒さと、物体の持つ冷たさに堪えたのか、
胸の上に両手とも逃げてくる。 成る程、かちこちだ。
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