7:1[saga]
2014/11/23(日) 22:27:34.71 ID:rlRo/uli0
あの時の車内での空気は、吐き出せないほど重く苦しいものだった。
いつも車内の空気を誤魔化す芳香剤も、その時は毒に思えた。
「へぇ……、そんな事があったの」
「心配してくれるの?」
瞼は閉じたまま、眼球だけを上に動かす。
動かしたからと言って、見えるわけではないが。 気持ちの問題である。
「まさか。 良い気味だって言ってやろうとしてたトコよ」
フン、と鼻を鳴らすのが聞こえると、小さく微笑んだ。
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