過去ログ - ハルヒ「BLって素晴らしいわね」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:04:31.86 ID:tgtZELLQO
 わずかに骨筋の浮き出た綺麗な手が、首許に触れる。
 その掌から熱を伝えるように皮膚の上をたどる。ゆっくりだ。そうされると、こすれ合った部分がじわりと疼くような感じがして何だか嫌だった。ただ撫でられているだけなのに。というか、男に撫でられてもちっとも嬉しくない。
 長い指が絡みつくようにしてネクタイの結び目を緩める。

 「古泉…」
 「抵抗しないんですか?」

 返事の代わりに質問で返される。

 「抵抗しないと、取り返しのつかないことになるかもしれませんよ」

 取り返しのつかないことって何だ、と大いに詰問したかったが飲み込んだ。
 口に出すとそれこそ大変なことになりそうな気がする。

 「まあ、どちらを選んでも結果は同じですけどね。大人しくしていて下さればそれなりに楽しませて差し上げられると思いますよ。勿論抵抗して頂いても構いません。それはそれで楽しいですから」

 どっちにしても楽しいのはお前だけじゃないのか?
 コアなファンが泣いて喜びそうな極上の笑顔でとんでもないことを吐きやがる。

 「う、…ちょ、ッおい!!」

 唐突に制服のズボンの上からぎゅっと押さえられる。どこ触ってんだ!!!
 抗議の声を上げる間もなく、もう片手がシャツを腹に沿わせるようにして捲り上げる。
 恐ろしく速やかな手口だなどと感心している場合でもない。
 やめろ、と声を荒げて古泉の手首を握って進攻を止めると、古泉がニッと薄く笑った。

 「いッ…!!、…!」

 逆手に腕を取られて、そのまま頭の上まで捻り上げられる。
 関節が嫌な音を立てて軋んだ。

 「痛……ぃっ、て!こいずみ…ッ!!!」
 「痛がる表情もいいですね」


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