過去ログ - ハルヒ「BLって素晴らしいわね」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:57:25.69 ID:QGKEYDT0O
 洋式便座の蓋に腰掛けた古泉の前に、渋々しゃがみこむ。
 ものすごく抵抗があったが、古泉に凭れるのも癪だったので格子模様のアイボリーのタイルに膝をついた。
 それなりに設備の調った施設で、清掃も行き届いているのがせめてもの救いだ。
 何の慰めにもならないがな。

 古泉はニヤニヤしたっきり、俺のするに任せたいらしく全く動こうとしない。くそ。
 仕方なくベルトを緩め、前をくつろげる。
 たったそれだけのことに手が震え、思うように動かなくて難儀した。

 「……、っ…」

 取り出した古泉のモノは既に勃ち上がっていた。
 爽やかな二枚目にそぐわないグロテスクな風体のそれに、俺は言いようもない畏怖と羞恥を覚える。よく考えるとこんな間近で直視したのは初めてだ。
 観察したいとも思わないが。
 しかし、こんな兇悪なモンあんなところに入れやがったのか…こいつは。

 「…………」

 流石に、いざ口に含むとなると憚られる。
 いくらか躊躇うように視線をさ迷わせていると、古泉の掌が優しく髪を撫でつつ促してきた。口内に溜まった唾液を一旦飲み込む。俺は腹を括って口を開けた。

 「…、……ん…、ぅ…」

 舌をのばして、おずおずと先端を舐める。
 今の自分の姿を想像すると本気で泣けてくるので、目を固く閉じて、なるべく他のことに意識を持って行こうと努力した。
 そうだ、アイスか何かを舐めていると思えばいいんだ。

 「舐めるだけでは駄目ですよ」

 忠告するような声に笑いが混じっていて非常に腹が立つ。
 明らかに愉しんでやがる。

 「ん、…む……、ッ…」

 俺は眉根を寄せつつも素直に口を大きく開けて、雁口を迎え入れた。
 幹をくちびるで辿っていくと、根本まで行かないうちに舌を圧されて反射的にえづきそうになる。何とかやり過ごして堪えたが、喉の奥まで古泉が這入り込んで苦しい。
 呼吸すらろくにできない。

 「そう、…歯は立てないで下さいね」

 髪をあやすように梳かれながら、優しく囁かれる。
 噛みちぎってやろうか、などと物騒な考えが浮かぶのも仕方がないと言うものだろう。
 もう何でもいいから一刻も早く終わってほしい。
 その一心で舌を動かす。

 「…、はァ、……っ…、……ッ…」

 扱くように唇をすぼめて行き来させると、咥内を刺激され唾液がどっと涌いてきた。
 それを絡めるようにして、舌を押し当て柔い皮膚を擦りたてる。動かすたびにぬちゃぬちゃと聞くに耐えない卑猥な音が、直接自分の身体の中から聞こえてくるみたいだ。
 裏側にあたると反応が良いような気がして、そこばかりを丹念に愛撫した。

 ちら、と上目使いに古泉を伺う。
 表情は笑んだままではあったが、ある程度は快楽を感じているのか、整った眉が少しだけ顰められていることに、僅かでも古泉の余裕を剥ぎ取ってやったような気になって不本意ながら嬉しくなった。



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