過去ログ - "I just simply want to help you," he said.
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◆2Vbu1jfJjcpd
[saga]
2014/11/24(月) 15:15:59.77 ID:TFPbehTp0
頬を染めながらムクリと起き上がるステイルに、上条は笑いながらも穏やかな目を向けていた。
髪を真っ赤に染め上げてタバコをふかしている14歳でも、大切なモノに対してこうも優しくなれるのだ。
インデックスが記憶を失わずに済むようになったあの日から、この神父は彼女との思い出を埋めるために努力している。
尤も、早速その努力を無に返したのは上条たち二人だったのだが。
上条「でもま、結果オーライかもな」
上条は空を眺めていた。
14時を回ったロンドンの空はいつの間にか雲に覆われ、薄暗くなり始めている。直に雨が降り始めることは誰の目にも明らかだった。一年の三分の一が雨天であるこのロンドンにおいて、こんな風に天気がコロコロ変わるのは当たり前なのだ。
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ロンドンに雨が降り始めた。
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