過去ログ - "I just simply want to help you," he said.
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◆2Vbu1jfJjcpd
[saga]
2014/11/29(土) 19:08:30.77 ID:fv/NRZKT0
「おかえり。いやー、今日は結構寒いね。ん? どしたの固まって。東洋のコタツ文化と触れ合ってるワタシに何か用かな?」
「清々しいほど他人ん家満喫してんな。……はぁ、もういい。帰る前に片付け手伝わせるからな」
「えーっ! ワタシは科学に疎いからなぁ…、パスで」
「しっかり設置しといてなに言ってんだコラ」
結局、『ちゃんと後片付けをします』を約束させることに成功した上条は紙袋を抱えてカウンターキッチンへ向かう。
まるで喫茶店かショットバーのようにキッチンと向かい合わせで設置されたカウンターテーブルでは、バイト少女とベイロープの二人が勉強に励んでいた。
上条は流し場横の調理スペースから身を乗り出すようにして、バイト少女がメモしているノートを覗きこんでみる。
「なんの勉強してんの?」
突如声をかけられ、バイト少女は思い出したように「お邪魔してまーす」と前置きしてから、
「試験対策なんだけど、今は歴史学教えてもらってる」
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