過去ログ - "I just simply want to help you," he said.
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36: ◆2Vbu1jfJjcpd[saga]
2014/11/29(土) 19:07:51.88 ID:fv/NRZKT0
上条は、既にウォークインクローゼットの中身を『新たなる光』の衣服等で侵食され始めていることを忘れていない。かなりの頻度でやってくるため、ここには彼女たち用の寝具や洗面具まで揃ってしまっている始末だ。
そんな状況で、事のほとんどの実行犯であるレッサーにみすみす鍵を渡すほど上条はアホじゃない。

二人は玄関に上がり、寝室の前を通り過ぎ、リビングルームに続くドアノブに手をかけた。中からはテレビの音と話し声が聞こえてくる。

上条の部屋は2LDKの間取りの角部屋で、バス・トイレの他に部屋とバルコニーが2つづつ、さらに広いLDKがある。
LDKの名の通りリビング・ダイニング・キッチンが一つになったのその部屋は20帖ほどの広さがあり、テレビやソファ、テーブルなどが並んでいる。
つい最近までは学園都市製のコタツがテレビの前に設置してあったのだが、四月まで残すところ僅か数日となった現在では取り払われ―――、

「………おい、なんでコタツが復活してるんだ?」

リビングの扉を開けて、上条は呆然と立ち尽くす。
出かける前までそこにあった簡素な木造テーブルは部屋の隅に立てかけられ、代わりに収納したはずのコタツが置かれていた。
ユニオンジャック柄のコタツ布団に足を突っ込んだフロリスとランシスがこっちを向いて手を挙げた。


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