過去ログ - "I just simply want to help you," he said.
1- 20
46: ◆2Vbu1jfJjcpd[saga]
2014/12/04(木) 22:26:59.76 ID:LysNRMS10




黒いストレッチリムジン(ロールスロイス・ファントム)が夕暮れのロンドンを走っていた。
運転席とは完全に仕切られた定員六名の客室には豪奢なシートが二列向かい合うように並んでいて、三人の人間が余裕を持って乗り込んでいる。

進行方向を背にする前の列に赤髪の神父、ステイル=マグヌス。
後列には必要悪の教会最大主教であるローラ=スチュアートと魔道書図書館インデックス。

現在彼らが目指しているのは、ここからすぐの場所にある『とあるアパートメント』の一室だ。
車は街の名所であるピカデリー・サーカスに差し掛かるが、そんなことは目的じゃないとばかりに車内の誰も見向きしない。

直接言われるまでもなく、ステイルは(そしてインデックスも)自分がここにいる理由をわかっていた。
仕事なのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
76Res/41.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice