過去ログ - 変わり者の提督と捨てられた妖精や艦娘の話【艦これ】
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[sage saga]
2014/11/29(土) 05:30:24.05 ID:lPlvNJ2I0
那智「あと、演習の件だが彼奴には断る理由がない」
妖精「どうして?」
那智「なぜ彼奴は我々を道具としてみると思う?」
「答えは彼奴にとって艦娘は自らの昇進の道具に過ぎないからだ」
「確かに我々を人として扱う司令官も少なくはない」
「だがそのような司令官の大半は昇進を望めない」
「我々の状態を気遣う・・・それは戦果を挙げ難いという事だ」
鹿岡「例えば目の前に被害を受けた姫級の深海棲艦が取り巻きに守られながら撤退している」
「だが此方の艦隊も被害は甚大だ、砲撃を交えれば此方もただではすまない」
「そんな状況でそのような提督は撤退を命ずる・・・」
「目の前には階級が上がるくらいの手柄があってもね」
那智「だが、今回の司令官はそのようなものではない」
「上に媚び諂い、自らの出世に執着している」
提督「普通、被害を受けたのが駆逐艦だとしても見捨てたりはしない」
「だが、響、君の司令官はそれを命じた」
「仮にやつが消費を気にしていたのなら君の艤装を修理したほうが、新たに建造するよりも資材はいらないはずだ」
「・・・やつが手柄を欲しているのは明らかだ、」
「さらに被害を受けた艦娘をその場で放棄していることを考えると世間の目も気にしている」
「つまり、やつにとって大切なのは自らの世間と上からの評価だ」
「やつは世間からは命がけで自分たちを守ってくれている鎮守府の提督として敬われている」
「そこに上が邪魔だと思っている俺らの排除に貢献したという評価が上に加わればどうなる?」
提督はそう続けて二人に尋ねた
妖精「自分たちに都合がいい者だから自分たちの傍に置こうとする・・・」
響「それに世間から見ても昇進はなんら不思議なことでもないね・・・」
提督「そういうことだ」
「っとすまない話し込んでしまったな」
「茶でも淹れてくるからそこら辺で寛いでてくれ」
鹿岡「私も手伝うわよ」
提督たちが行ってしまってから響は那智に尋ねた
響「でもこれって鹿岡司令官にとってはリスクしかないんじゃない?」
那智「ああ・・・私も司令官にそう尋ねたのだが」
(鹿岡「あの提督には死んでも返しきれない恩が有るのよ」
「だから那智貴女も協力してね」 )
那智「そういわれてしまっては、私も従うしかあるまい」
苦笑しながら那智はそう言った
そっちの司令官もいい人みたいだね
ああ。だがそちらもいい司令官ではないか
私たちのこと大切に思ってくれてるからね〜
私の司令官も親身になって色々してくれるぞ?
いやでも私達の司令官のほうが・・・
いや私の司令官は・・・
提督「あいつら何子っ恥ずかしいこと言ってんだよ・・・」
鹿岡「本当よ・・・こんな顔、那智に見せられないわ」
提督たちは部屋の外で嬉しそうに笑っていた・・・
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