過去ログ - 絵里「これは」にこ「恋ではない」
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8: ◆gDTYF1szXU[saga]
2014/11/25(火) 22:02:11.62 ID:gmNfp8uFO
一ヶ月が経過して、周りもようやく落ち着いた。
町を歩けば未だに指を指されることもあるけど。
しかしそれは喜ばしいことだと思った。
矢澤にこの正式なパートナーとして、私が認められつつあることの証明なのだから。
『絵里、お願いよ。愛してるって……そう言って』
彼女が私に縋った夜。不安に駆られていたのが自分ひとりだけでないことに気付かされた。
にこも私と同様に、答えの見つからない問いかけを延々と繰り返していたのだと知った時。
私は長らく喪失していた矢澤にこの実体に、再び触れることが出来たのだった。
だから。
『私の夢にはまだ、続きがある』
にこのその言葉に、なにより心を踊らせた。
『絵里と幸せになりたいの』
例え道程は違っても、同じ想いに辿り着くことが出来たことが幸せだった。
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