過去ログ - 「長門有希」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 17:25:26.03 ID:RnBvvHTn0
文芸部は部室棟、通称旧館にある。

老朽化した校舎を長門と二人歩く。

そして、文芸部と書かれたプレートが斜めに傾いで貼り付けられているドアの前で立ち止まる。

「ここ」

長門はそのドアを開けた。

長門がそのまま入室し、俺も続いて入る。

入部して三週間経とうと言うのに初めて入室する文芸部の部室は新鮮だった。

部屋は意外に広かった。長テーブルとパイプ椅子、それにスチール製の本棚くらいしかないせいだろうか。天井や壁には年代を思わせるヒビ割れが二、三本走っており建物自体の老朽化を如実に物語っている。

長門は本棚から本を一つ取るとそのまま部屋の奥に行き、窓際のパイプ椅子に腰かけた。

「適当に座ってて」

長門は無関心な風にそう言うと本を開いた。

俺は遠慮がちに適当に椅子に座る。お喋りの一つでもしようかと思ったが声をかけるのもはばかれる雰囲気だったため、諦めて携帯のアプリを起動した。

暫くしたら意外なことに長門から声をかけてきた。


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