過去ログ - 有香「兄弟子Pとブラジリアンキック」
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31: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/29(土) 23:49:32.67 ID:OlMVIOojo
「一本! それまで! 勝者、中野有香!!」

「押忍!」

あれから数ヶ月経ちました。あたしは、念願だった全国制覇を達成しました。
以下略



32: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/29(土) 23:50:52.92 ID:OlMVIOojo


それからまた数ヶ月、あたしは今、信じられないものを見ています。
街で兄さんが、女性をナンパしているのです。
中学生くらいの子、制服を着た高校生、スーツ姿のお姉さん、手当たり次第誰でもいいといった感じで、とにかく片っ端から女性に声をかけています。
以下略



33: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/29(土) 23:52:11.78 ID:OlMVIOojo
たまに足を止めた人がいても、少し話しただけですぐ行ってしまいます。
兄さんのあんな姿見たくありませんでした。別人だったらいいのにと何度も思いましたが、たとえ遠目でもあたしが兄さんを見間違えるはずがありません。
兄さんに動きがありました。どうやら諦めたようで、1人でどこかへ歩いて行きます。
あたしは見失わないよう注意しながら、後をつけました。
5分としないうちに、小さめのビルに入っていったので、あたしもそのビルに入りました。
以下略



34: ◆saGxrju99v45
2014/11/29(土) 23:55:04.26 ID:OlMVIOojo
たまに足を止めた人がいても、少し話しただけですぐ行ってしまいます。
兄さんのあんな姿見たくありませんでした。別人だったらいいのにと何度も思いましたが、たとえ遠目でもあたしが兄さんを見間違えるはずがありません。

兄さんに動きがありました。どうやら諦めたようで、1人でどこかへ歩いて行きます。
あたしは見失わないよう注意しながら、後をつけました。
以下略



35: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/29(土) 23:56:52.32 ID:OlMVIOojo
>>33 取消


36: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/29(土) 23:58:02.38 ID:OlMVIOojo
「た、たのもう!!」

薄暗いアジト、反社会的集団、闇取引……。あたしが想像していたものはそこにはありませんでした。
綺麗な事務所に綺麗な女性たち、あたしの大声で凍りついたかのようにみんな動きが止まっています。

以下略



37: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/29(土) 23:59:07.39 ID:OlMVIOojo

「……というわけだ。理解したか?」

「はい……」

以下略



38: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/30(日) 00:00:15.23 ID:C4+t9sy4o
「あたしが死ぬ気で猛特訓して全国制覇する間に、兄さんは女の子に囲まれて楽しそうですね」

「そういう風に言うやつがいるから黙ってたんだよ! 別に俺はやましい気持ちがあってこの仕事を選んだわけじゃないからな」

「ナンパしてたのにですか?」
以下略



39: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/30(日) 00:01:29.28 ID:C4+t9sy4o
「どうぞ」

「ありがとうございます、ちひろさん」

「…………」
以下略



40: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/11/30(日) 00:02:26.75 ID:C4+t9sy4o
「そうなんですか……ねえ、プロデューサーさん。この子、アイドルに向いてると思うんですけど、どうですか?」

「えっ! あたしがですか?」

「いやいや、こいつなんか人生で空手しかやってこなかったちんちくりんですよ?」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/30(日) 00:03:46.23 ID:C4+t9sy4o
「私はそれ、武器になると思いますよ。あなたはどう思うかしら、アイドルやってみない?」

ちひろさんという女性が、あたしに聞いてきました。

「あ、あたしは……」
以下略



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