過去ログ - 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その７」【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略その７」【安価】

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969: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/09(火) 02:13:40.34 ID:5FQazEu+o

憧「…まったく、ホント、格好つけなんだから」

京太郎「恋人たちの前なもんでね」

京太郎「それにいろんな山を登ってみたいっていうのは本音だぞ」

憧「でも、あんな事言うとしずは絶対、アンタと一緒に全世界制覇しようとするわよ？」

京太郎「それならそれでその偉業達成の為に付き合うさ」

京太郎「どの道、時間は山ほどある訳だしな」

魔物になった影響は、ただ単純に性欲の増大というだけではない。
寝たきりの老人が起き上がれるようになったり、重傷者が快復したという報告まであるのだ。
調査機関が調べる限り、どれだけの高齢者であったとしても、老いの傾向や影響と言うものは見えないらしい。
まだこの環境になってから数年しか経っていないが、老いと言う概念がなくなったのではないか、とさえ言われているくらいだ。

憧「…まぁ、アンタがそのつもりならあたしはそれで良いけどね」

憧「どの道、アンタがいるところがあたしの居場所だし」

京太郎「って事はついてきてくれるのか？」

憧「…だって、ついていかないとしずがアンタの毒牙に掛かるんじゃないかと心配で心配で仕方ないしっ」ﾌﾟｲｯ

京太郎「はは」

そう言って憧は俺から視線を逸らして闇の中を歩き、横たわる高鴨さんの身体へと近づいていく。
それは俺に高鴨さんが任せられないから、という訳じゃなく、きっと恥ずかしいからなのだろう。
その髪から突き出す耳は真っ赤に染まり、ピクピクと落ち着きなく揺れていた。
顔を見せまいとして逃げるように前に出ながらも、分かりやすいその反応。
それに一つ笑みを浮かべながら、俺は淡を小さく背負い直した。

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