過去ログ - P「理想のプロデューサー」 雪歩「1ですぅ!」
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2:雨雪 東吾 ◆66FsS2TZ4lNJ[saga sage]
2014/11/29(土) 23:51:31.74 ID:3Tx7Rip10
〜プロローグ〜

「よろしくお願いします」

口元の黒子が印象的な女性に呼ばれ、一室に通される。

中に入ると、壮年の男性が待ち構えていた。

「君がP君だね。とりあえずそこに座ってくれ」

手で促され、「失礼します」と一礼してから腰かける

「ふむ・・・」

何か質問するわけでもなく、男性は青年を嘗め回すように見回した

何の質問のない気持ち悪さに耐え兼ね、口を開こうとした瞬間だった

「合格!」

壮年男性のその言葉に、思わず「は?」と聞き返していた


     「理想のプロデューサー」


親に内定が決まったとの吉報を、煙草片手に送る

一からアイドルを育てられるというのに魅力を感じ、受けたところに合格したのだが、正直採用理由の意味が理解できなかった

それも当然、質疑応答どころかまともな会話もせず合格を発表されたのだ

P「まあ受かったことには変わりねえが・・・あの事務所本当に大丈夫か?」

ふーっと煙を吐き出す

このヤニ臭さが俺を落ち着けてくれる

大丈夫、書類にも目を通したが不審な点は何もなかった

事務員らしき女性もかなり美人だったし、アイドルの方も期待できるはずだと

P「・・・やっと夢が叶ったか」

アイドルのプロデューサーに憧れて10年

それからずっと目指してきたものになれたはずなのに心は晴れてくれない

そんな不安を飲み込むかのように、再び肺に煙を送り込むのだった


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