3: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/11/30(日) 02:38:39.00 ID:pnBiLajZ0
ゲーム中なら、どんな敵が出たって、
いの一番に突っ込んでいく。
猛進して、ぶつかって。
後ろなんて振り返ってられない。
それが楽しい。
生きている実感が湧く。
なにしろ、それがボクの全てだ。
ボクは人生の全てを捧げている。
この、仮想世界に。
でも、不意に。
驚かされる。
あまりにも近くにいるものだから。
錯覚してしまう。
触りたいと、欲求が生まれてしまう。
それは、そう。
赤ん坊が腕を広げて、
母の温もりをせがむように。
手を伸ばせば、掴めるんじゃないかと
そんな思い込みに過ぎないけれど。
「そう言えば、キリト君がまた決闘したいって……ぼやいてたよ」
「えー、今度は両手剣?」
「んーどうだろ」
「なんか、片手だとアンバランスだよね、あの人」
「やっぱり分かるんだ」
「まあ、ボス部屋の前であんな戦い見せられたらねえ」
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