過去ログ - P「ティッヒー☆ミ Pチャン実は帰ってきてましたー!」貴音「」
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122: ◆/3O2hHOrpYsz[saga]
2014/12/23(火) 08:31:16.34 ID:j0EDx3Nvo
千早「……」

P「なあ千早、こんな話を知っているか? どこの国の赤ん坊でも、必ず虚空を指差して《タ・タ・ター》と声を出す時期がある。
 その時赤ん坊は、《あれでもなくてこれでもないもの》を指している。彼女がたどり着いた答えは、この《タタター》に近い」

P「赤ん坊には《過去》がない。まして宝物のような思い出など持ち合わせていないし、未来という概念すら持ち得ない。
 故に《タタター》は純粋なる《いまここ》の産物だ。とても簡単なことなんだがな、言葉で伝えようとするとこんなにもややこしく聞こえてしまう」

P「だが、彼女はその向こう側に辿り着いたんだ。とどのつまり、一口に言ってしまえば……」

P「これは思い出の中に生きるのをやめて、《いまここ》で生きることを決意した人の唄だ。
 彼女はその《大切なひと》に感謝しているだろう。これだけのことに気付かせてくれたんだからな」

P「故に、その《大切なひと》が実際に彼女のそばに居るか居ないかは、もはや彼女にとって重要ではないんだよ。彼女の思考は、もう完全に彼女自身にひれ伏している」

千早「……」

P「千早にも、思い当たるフシがあるんじゃないか」

千早「……優……」

P「……」スッ ナデナデ

千早「……なんだか……はぐらかされているような気もしますし、とても大事なことを教えていただいたような気もしています……」

千早「……とにかく信じられないほど多くの情報を一度に受け取ってしまったような……そんな気分です……」

P「さすが、筋がいい」ナデナデ


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