過去ログ - 海未「夜の果てへと旅立ったあなたへ」
↓
1-
覧
板
20
9
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:20:19.99 ID:2hBFblv8o
『海未ちゃん、ありがと。 ……ごめんね』
妹の雪穂と共に蒸発する前夜、穂乃果はそう言い残してこの部屋を出ました。
以下略
10
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:20:56.30 ID:2hBFblv8o
また明日、お話しましょうね。
絶対ですよ、と玄関先で掴んだ手はとうに冷え切っていて、
穂乃果は、あははと笑って、返事を避けました。
以下略
11
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:21:32.63 ID:2hBFblv8o
時はめまぐるしく過ぎていきます。
気づけば凛たちも大学を卒業する頃で、
ことりは表参道とフィレンツェのオフィスを往復する日々、
以下略
12
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:22:08.94 ID:2hBFblv8o
「――みちゃん、海未ちゃんっ!」
懐かしい声が聞こえて、目をさましました。
ぼやけた焦点が少しずつ合わさると、
以下略
13
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:22:45.31 ID:2hBFblv8o
「海未ちゃん、大丈夫?」
「今日でその言葉、二回目ですね」
こんな風に冗談で返すのも、あれから少しして身につけたことです。
以下略
14
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:23:21.63 ID:2hBFblv8o
「海未ちゃん。ちょっと、眠ってた方がいいよ」
子供じゃないんですから、
とごまかしそうな私の手をことりが掴んで、じっと見つめます。
以下略
15
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:23:57.95 ID:2hBFblv8o
ほのか、ほのか、ほのかぁ……
私は、
あの子の名前を何度も呼びながら、
以下略
16
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:24:34.29 ID:2hBFblv8o
あの夜よりも少し前、たしか二人のことを知った辺りの頃です。
音を立て、舌をからめあい、
指と指を重ねて一心不乱に求め合う様に、
以下略
17
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:25:10.66 ID:2hBFblv8o
私は、……あんな風に、幸せに満たされた顔をしたことがあったでしょうか。
ことり、私はいま、幸せなのでしょうか?
以下略
18
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2014/12/01(月) 14:25:46.98 ID:2hBFblv8o
泣き疲れて落ち着いた私のうわごとに、ことりが相づちを打ってくれます。
私は、
……穂乃果と雪穂を、見捨ててしまった、
以下略
26Res/14.56 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 海未「夜の果てへと旅立ったあなたへ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1417410856/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice