過去ログ - ウェイター「俺は勇者じゃないんだけども」 女兵士「貴様は勇者だよ」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 00:23:27.40 ID:9aWbIYDAO
そう言われてウェイターは疑問に思う。彼が持つ魔王という知識は、おとぎ話で出てくるような、典型的な悪人で、何故か居城がはっきりわかっている。目立った存在ということ。

ウェイター「なぁ、女兵士さん?」

女兵士「どうしたんだ?」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 00:32:17.03 ID:9aWbIYDAO
ウェイター「待てよ、与太話なレベルで討伐しろっつ〜のはおかしくねぇか?」

女兵士「魔王が存在すること自体は事実だ」

きっぱりと女兵士は断定したが、ウェイターは納得はできない。そもそも、無理矢理な命令で旅に出されているのだから。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 00:39:20.34 ID:9aWbIYDAO
互いに無言の時間が続く。牧歌的な街道を歩いているはずだが、二人の周囲だけピリッとした熱を帯びている。

女兵士「北方に向かう道は、こちらだな」

確認のためにかけた言葉にも、ウェイターは答えることなく歩き続ける。女兵士も気にするそぶりもなくついていき、次の村までたどり着くまで、半分ほど歩いた所で。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 00:48:45.01 ID:9aWbIYDAO
女兵士「こいつを渡す」

小麦色の円柱状のものを渡す。コロムという携帯食で、小麦粉をこねてから水分を抜き、焼いたものだ。

腐りづらい、また中指程度の大きさで携帯しやすいこともあり旅に出る者の最低限の食糧として持つ者は多い。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2014/12/03(水) 00:49:23.20 ID:9aWbIYDAO
軽くこんなところ


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 08:28:47.71 ID:hANB7p8qO
面白い


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 20:21:37.50 ID:zC1oT0EV0
そんなにたくさん書いてるのに酉つけないの?


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2014/12/03(水) 22:01:54.96 ID:9aWbIYDAO
>>19
ありがとう

>>20
携帯でも酉はつけれるんかね? まぁ、よくわかってないってだけさな


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 23:43:59.58 ID:9aWbIYDAO
ウェイターの心の内を除けば、気まぐれに街や村の外に出て、ピクニックでもしているような平和な時間が流れる。

ウェイター「なぁ」

女兵士「どうした?」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 00:46:38.05 ID:h1R3RXYAO
女兵士に促され、平和な街道を歩く。時折商隊や、衛兵がすれ違い、危険すら感じない。

ウェイター「なぁ」

女兵士「どうした?」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/04(木) 01:01:29.81 ID:h1R3RXYAO
ただ、彼が気になったのは勇者がわからないと言った、その意味だ。多かれ少なかれ、何らかの勇者の話は聞いたりするものだ。

女兵士の振る舞いは、給仕をやっていたウェイターからすると、なかなか高貴な家柄の人間だと見ていた。だから、それなりの教養を持つであろう彼女が、ありきたりな存在にわからないと言ったことが、どこか納得が出来ないものだった。

女兵士「村に着いたな、今日はここに泊まろう」
以下略



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