21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/03(水) 00:27:16.44 ID:VymGMbfXO
――――――
練習が終わって。
部室で着替えていると、
真姫「ねぇ、凛」
凛「ん? どうしたの、真姫ちゃん?」
真姫ちゃんが話しかけてきた。
綺麗な赤色の髪をくりくりといじっている。
真姫「えぇと……」
凛「?」
周りの様子をチラチラとうかがってる真姫ちゃん。
なんだか話しにくそう?
だから、凛は真姫ちゃんの方に顔を近づける。
これで内緒話できるよね!
凛「それで? なんの話?」
真姫「きゅ、急に顔近づけないでっ!」
と、真姫ちゃんは、顔を赤くして凛から距離を取った。
って!
それじゃ内緒話できないにゃ!
凛「皆に聞かれたくない話なんでしょ!」
真姫「ま、まぁ、そうだけど……」
凛「なら、ほらっ!」
真姫「ヴぇぇぇ!?」
そんなやりとりを小声でしながら
真姫ちゃんとの距離を強引に縮める凛。
そして、真姫ちゃんをガッチリと捕まえる。
真姫ちゃんも、抵抗するのを諦めたみたい。
よしっ!
完璧にゃ!
真姫ちゃんも落ち着いたみたいだから、凛は話を再開することにした。
凛「それで、なに?」
真姫「……あなた、最近、花陽と話してる?」
凛「…………」
真姫「……はぁ、やっぱり」
ため息をひとつして、真姫ちゃんは凛のことをじっと見てくる。
その目はすごく真剣なもので。
そして、さらに真姫ちゃんはこう続けた。
真姫「なんで、花陽のこと避けてるのよ?」
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