過去ログ - 凛「凛、病気なのかもしれない」
1- 20
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/12/03(水) 14:36:12.73 ID:IvLkcUASO
きょとんとしてるってことが自分でも分かる。
にこちゃんから見たら
きっと凛がビックリしてることが一目で分かっちゃうと思う。

凛のそんな気持ちを察したみたいで、にこちゃんは言葉を続けた。


にこ「そりゃ、流石に真姫ちゃんから話は聞いたわよ?」

にこ「けど、あれはあくまでも真姫ちゃんの推測よ。凛の話を聞いて、真姫ちゃんが導いた答えなの」

にこ「それがイコールであんたの悩みに繋がる訳じゃない」

にこ「だから、凛、私には凛が何で悩んで、仮病を使ってまで学校を休んだのかは分からないわ」


凛「…………」


そこまで、一息。
にこちゃんはそんな風に凛に言った。

少しの沈黙。
そうして、凛の瞳をじっと覗き込むにこちゃん。


にこ「だから、凛」

にこ「悩みがあるなら、言いなさい! 私は海未みたいにヘタレじゃないから、後輩が塞ぎこんでたら、強引にでも聞き出すわよっ!」

にこ「ほら! とっとと話しなさい!」


凛「にこ、ちゃん……」



海未ちゃんも、悩みを話してって言ってくれた。
にこちゃんも同じ。

ただ強制しない海未ちゃんとは違って、にこちゃんはすごく強引だ。
無理矢理でも聞き出すとか……。
凛が繊細な子だったら逆効果だよ?
なんて、思って。

けど、今はその強引さが、凛にはすごくしみたんだ。
だから、


凛「にごぢゃぁぁぁんっ!!」

にこ「ぎゃぁぁぁ!?」


凛は思いっきりにこちゃんに抱きついた。

涙が出始めてるのも。
鼻水が出ちゃってるのも。
にこちゃんが制服なのも。
そんなのまったく気にせずに。



にこ「ちょっ!? 鼻水は止めなさいっ! 鼻水だけはぁぁ!!」


――――――


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
133Res/93.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice