5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/02(火) 02:50:40.69 ID:R6haS+qjO
真姫ちゃんが聞く姿勢になってくれたので、凛は最近のことを話すことにした。
凛「凛ね、最近ドキドキすることが多いんだ……」
真姫「ドキドキ?」
凛「うん。なんだか心臓がばくんばくんって、破けちゃうんじゃないかってくらい」
真姫「……心臓が……?」
そう。
凛は最近、心臓がドキドキすることがすごく多いんだ。
ドウキ?っていうんだっけ?
とにかくそれがひどい。
真姫ちゃんは、心臓っていう言葉に反応した。
目付きも少し変わる。
やっぱり心臓っていう重要なところだからなのかな?
真姫ちゃんは少し考えた後、こう聞いてきた。
真姫「それは、どんなときになるの?」
凛「どんなとき……」
うーん。
結構バラバラなんだよね。
授業中とか練習中とか。
下校してる時のこともあれば、家のベッドの上でゴロゴロしてるときにも襲ってくる。
ほんとに、バラバラ。
真姫「うーん……。例えば、その前後になにか激しい運動をしたりっていうのは?」
凛「……してるときもあるけど、毎回じゃないよ?」
運動をして心臓がドキドキするのはある。
練習終わりとか、下校してる時に走ったりとか。
そういうときには確かにドキドキするけど……。
凛「でも、そういうのとは違う気がするんだにゃ……」
真姫「……そ」
凛がそう答えると、真姫ちゃんは一言だけ、そう返した。
素っ気ない返事。
けど、それが興味ないからじゃないことは分かった。
だって、真姫ちゃんの表情がすごく真剣なものだったから。
それだけで、凛のこと心配してくれてるのが分かった。
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