過去ログ - 【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」
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974: ◆vkx/VtAX92[saga]
2015/05/30(土) 22:42:44.62 ID:pb2MF0Xs0

が、平然としているようでそうではなく、

「ハァハァハァハァハァハァハァハァ……」

リットリオの同僚で日本文化に明るい同僚が貸してくれた日本の漫画、内容は丸太で吸血鬼を狩りまくる吸血鬼並みに呼吸が荒い。

そして、呼吸を整え、

「ば、ばかやろう!! なにが数メートルしただ! おめえからみて数メートルしただろうが! 俺みたいに強化されてなかったら死んでたわあ! この馬鹿!!」

自らの機体に向かってあらん限りの声で罵倒しまくった。

『えー…だって提督がすぐに情報よこせって、ぼくっちの情報までひっぱったんじゃないですか、ヤダー!!』

機体に乗っているオペレーターも外部スピーカーをつかって応戦する。このままでは先ほどの続きが始まると感じ、リットリオは止めようと試みたが、その前に息を荒くしたまま、男がリットリオの方を向く。

「あー、すまんな、こっちで手違いがありすぎて騒がしかった。改めて、日本新海軍の者だ、あんたらが襲撃されたと聞いてこの高速戦闘機で駆け付けた。あんたがリットリオで間違いないな?」

それに対し、リットリオはコルセットのようになっている艤装から艦娘リットリオとしてのデータが詰まっているカードを取り出し、証明のために手渡す。

「はい、ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦2番艦、リットリオです」

それを確認し、リットリオにカードを返しす。

「本来ならばもっと厳かであるべきなんだろうが……」

と、そこでなにか尋ねたそうにしているリットリオの様子に気が付き、思案にくれること数秒、そして行き当たった。

「安心してくれ、貴殿のクルーは脱出し、無事合流できたことだろう、我が軍の潜水艦は非常に優秀だ。それに貴方が最後まで奮戦し、敵を引き連れてくれたおかげで、スムーズにことはすむ」

それを聞き、リットリオは胸をなでおろすように安堵の表情を浮かべた。



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