過去ログ - 中野有香「兄弟子Pと後ろ回し蹴り」
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6: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:04:52.33 ID:lj3w2ncdo
「そのあたりは許可するかどうかも含めて、プロデューサー殿にお尋ねいたしましょう。プロデューサー殿!!」

大和さんは兄さんを呼んで、説明し始めました。

「おもしろいことになってるな。空手対軍隊格闘の異種格闘技戦か」
以下略



7: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:06:30.73 ID:lj3w2ncdo
大和さんは、カバンからオープンフィンガーグローブを取り出し、両手に装着しています。いつも持ち歩いているのでしょうか。
あたしは柔軟体操をしながら、対戦相手の情報を集めます。
鏡に向かってシャドーボクシングをする大和さん。
大和さんは迷彩柄のブラトップにショートパンツという、露出度の高い格好をしています。
そこから見える筋肉、パンチのスピード、揺れる胸。
以下略



8: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:10:38.67 ID:lj3w2ncdo
「後で面白いもん見せてやるからなー。今はこっちに集中」

兄さんがぱんぱんと軽く手を叩きながら、こちらを見ていた人たちに対して集中を促します。
出入り口の方を見ると、兄さんが呼んだであろう今日のレッスンを受けてない人たちまで集まり始めました。
あたしは柔軟体操を終え、正座し、目を閉じ精神統一します。


9: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:12:01.42 ID:lj3w2ncdo
「よし、少し早いが今日はここまでにしよう。さて、みんな気付いてると思うが、今日はこれからちょっとしたイベントを行う。題して『めざせ! 最強のアイドル決定戦! 中野有香vs大和亜季 3分間1本勝負inレンタルスタジオ』だ」

「なんかへーん」だとか、「センスなーい」だとか、ネーミングに対する不評があちこちから上がります。
すいません兄さん、あたしもちょっとそれはどうかと思います。

以下略



10: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:13:53.66 ID:lj3w2ncdo
「中野、準備はいいか?」

「押忍」

5分くらいたって、兄さんに声をかけられたあたしは、目を開き、静かに立ち上がりました。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/04(木) 00:14:31.87 ID:3wmmZd4O0
押忍ニャンだー


12: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:15:56.09 ID:lj3w2ncdo
『ちひろさん、プロデューサーさん、こちらは準備オーケーです』

ちひろさんと兄さんが目配せして、頷き合いました。ちひろさんは事務所をほったらかしにして大丈夫なんでしょうか。
木場さんがタブレットを操作すると、カンカンカンとゴングの音がなり、ちひろさんはマイクを口元に当て、

以下略



13: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:17:19.38 ID:lj3w2ncdo
『赤コーナー……東京都出身、神誠道場所属、88パウンド……中野ォー有ー香ァーーー』

私は右手を挙げ、声援に応えます。

『青コーナー……福岡県出身、112パウンド……大和ォー亜ー季ィーーー』
以下略



14: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:20:57.51 ID:lj3w2ncdo
『試合に先立ちまして、国歌斉唱を行います。誰か自信のある人は挙手!』

なんかすごく壮大なイベントになっちゃってます。空手の大会では開会式で、国歌斉唱しますけど、自分の試合のためだけに国家斉唱なんて当然初めてです。

「はいっ! あたしやりたい!!」
以下略



15: ◆VsnC0Q.LCyza
2014/12/04(木) 00:22:30.17 ID:lj3w2ncdo
姫川さんの歌声を聞きながら、コンセントレーションを高めます。

独唱が終わり、姫川さんが拍手で迎えられました。

『ありがとうございました。では、プロデューサーさん』
以下略



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