126:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 00:48:43.98 ID:gi80ZhfmO
阿笠「......いやあ、スマンスマン。つい歩美君の姿が微笑ましくての」
歩美「え?」
阿笠「何と言うかのう、女の子の孫がワシにおったらこんな感じかと思っての」
歩美「博士......」
意外だった。私の思ってた通りの考えを博士から聞く事になるなんて。
博士が話の方向を変えたのは、そのせい?
と、思っていたけれど。博士の口からもっと意外な言葉が飛び出した。
阿笠「......それ故に、辛くもあるがの」
歩美「えっ?」
阿笠「君がとても大きな悩みを抱えておる事は、一目見た時から想像はついた。でも中々切り出しにくそうにしておったからの。少し話をそっちに持って行ってみたんじゃよ。君がコナン君の家の前にいたことから、きっと過去の話の事じゃと踏んでの」
歩美「あ......」
阿笠「そして、今の歩美君の発言から確信を持てたわい。君は何らかの形で昔の事を知りたくなったとな。そうじゃろう?」
歩美「......うん」
阿笠「やはりそうか。いずれそんな時が来るとは思っとったがの。いざ来るとやはり辛いわい」
歩美「それは、博士に取っても辛い思い出だから?」
阿笠「それもある。じゃが、それ以上に......。歩美君に取っても辛い話になる。君も苦しむ事になる。それが辛いんじゃよ」
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