136:名無しNIPPER[saga]
2015/02/18(水) 00:39:38.72 ID:ObNBjuQPO
灰原「......今、画面の前のあなたはきっと混乱しているわよね。何故私がこんな事をしなければならなかったのかが分からなくて」
歩美「......そうだよ、哀ちゃん」
灰原「そもそも、これを見ているのだからずっと私がいなくて......。ずっと疑問を感じていたわよね。本当にごめんなさい」
歩美「そうだよ、哀ちゃん。だから、教えてよ......。何があったか、教えてよ!」
哀ちゃんの言葉が聞こえる度、私は話し掛けずにはいられなかった。
決して、交われないやり取り。
過去と未来の、時間を隔てた届かない会話。
分かっていても、話さずにはいられなかった。
きっと、哀ちゃんも同じ気持ちだと思うから......。
灰原「......この映像を見続ければ、あなたの知りたい事は全て分かる。あなたの望んでいる答えかどうかは、分からないけど」
灰原「けれど、それを話す前に......。確認したい事があるの。今から話す点を良く聞いて」
歩美「......?」
灰原「1つ目。私と江戸川君があなたの側にいる、もしくは私のみがあなたの側にいる場合にあなたがこの映像を見ている場合。その時は手違いだから、この映像は処分して。まあ、その場合真実はあなたに伝わっているからこの映像は見る事は無いはずだけど」
灰原「2つ目。私も江戸川君もあなたの側にいない場合。その場合は、この映像はすぐ破棄しなさい。そして、私達の事は忘れなさい。2度と調べてはいけない。あなたの為に」
歩美「......?!」
灰原「そして、3つ目。これが1番この映像を見る上で重要な事.....」
灰原「私はあなたの側におらず、江戸川君のみがあなたの側にいる場合。その時のみ、この映像を見て欲しい」
歩美「......??!ど、どうして?」
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