15: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:45:05.48 ID:x2ueaAjJo
★◇
闇に紛れる少女は月を眺める。見上げた先には疑問と瞬き。
一つの異常にはどれ程までに積み重ねられたズレが存在するのだろうか。
点灯しながら長考する。
点滅を繰り返す可能性という星は、けれど決して真相に迫ることなど出来はしない。
最も分かりやすい行動は一つだけだった。成立させるための手段は見当がつかない。
手立てがなくても動かないわけにはいかない、そういう状況もある、それだけは確かなことだった。
そもそもに駆け引きというものが通用するのか、
それさえ不明瞭な現状で打つ手に意味を得ることが出来るというのだろうか。
巻き戻り続ける少女はそれでも選ぶことでしか前へと進む術を持ち合わせない。
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