過去ログ - アスナ「森の家に、お風呂を取り付けてみた」ユウキ「え、ボクも入るの?」 (SAO)
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◆/BueNLs5lw
[saga]
2014/12/08(月) 00:04:27.40 ID:fjS/Q13/0
「あ……ユ……ウキッ」
鼻をすすり、まるで今にも呼吸が止まりそうな嗚咽を繰り返しながら、
彼女がまたボクの名前を呼んだ。
コンコン――とガラスの叩く音、
隣に立っていた倉橋先生が片手を上げている。
彼は彼で、ひどく焦燥した表情だ。
「ボクが誰かもわかるかな?」
「はい……」
カメラの焦点を彼に合わせズームする。
「良かった。ユウキ君、キミは、さっきほどまでキミの叔母さんと話していたのも覚えているかな?」
「は、い……」
「そうか、今、叔母さんには外で待ってもらっている。彼女も相当驚いていたよ。うん、混乱している。だから、暫くは話し合う機会を見送らせて欲しいと頼んでみたところ、了承してくださった。彼女も、鬼ではない、そういうことだね」
「あの、言っていることがよくわからないです……すいません」
倉橋先生は、続ける。
「キミは、先ほど叔母さんとキミの財産である自宅についての取り決めをしていたんだ。残念なことに、キミの家は、やはり取り壊しが確定してしまったんだ」
「そう、なんですか……」
ああ、そう言えばそんなことを言っていた気がする。
「キミはそれを了承した」
「あ……」
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