過去ログ - アスナ「森の家に、お風呂を取り付けてみた」ユウキ「え、ボクも入るの?」 (SAO)
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8: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 00:21:24.20 ID:fjS/Q13/0
思い出した。
そうだ、ボクは納得したのだ。
いくらお父さんの残したお金があろうとも、
結局外で管理をするのはボクじゃない。
ボクにできないことは、全て、叔母さん達がしなくてはいけない。
それを、してあげたいのはやまやまだけれど、
叔母さん達は忙しいから、かまってやれない。
そんなことを言っていた。

叔母さんは、こうも言っていた。
あれがあると、兄を思い出して辛い、と。
ボクにとっては、幸せの象徴なのだけれど。
いつまでも、死者に縛られたくないって。
ボクにはボクの理由があるし、彼女には彼女の理由がある。
互いに互いのエゴがあった。
叔母さんは、とても綺麗な包装紙にそれを包み込んで、
ボクの前に差し出した。

だから、ボクは白旗を上げた。
彼女の言葉に、ボクはボク自身の正当性を見失ってしまった。

「そして、君は意識を失ってしまった」

「は?」

ひしゃげたカエルが出しそうな声が漏れた。

「焦ったよ……」

ボクは、そんなことで意識を失ったのか。
そんなにショックなことだったのか。



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