過去ログ - 娘「エルフは私のパパ」
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4: ◆VEKixXsFvlSQ[sage saga]
2014/12/12(金) 19:23:31.43 ID:KfAHCO1w0
○少年エルフの喫茶店

少年エルフ「あ、すいません今日はもう店仕舞いなんです」
娘「え、もう閉めるの?」
少年エルフ「あ、お帰り。そっちの子は友だ」娘友「うわぁあ、かぁわいい! ホビット族!? 初めて見たー、耳ながーい、さわっていい? さわっていいよね!」サワサワサワサワ
少年エルフ「え、ちょっと、くすぐったいです」
娘「ちょっと勝手に触らないでっ! それにホビット族じゃなくてエルフ族よ」
娘友「そうなんだ、ウチの弟と交換したい〜。 知り合い?」
娘「知り合いって、……私のパパよ」
娘友「え?」
娘「エルフは私のパパよ」
娘友「ええええええええええええええええええええええええええええ!!??」

○喫茶店・テーブル席

娘「そんなに驚かなくても」
娘友「聞いてもいい? 娘って実はエルフ族なの、ハーフ?」
娘「ハーフはパパ、私は人間よ。 昔、森で私を拾ったんだって」
娘友「そうだったの、なんかゴメン」
娘「いいのよ、全然覚えてないし。 パパがいるし」
娘友「じゃあ、エルフさんって本当は何歳なの、子供にしか見えないけど」
少年エルフ「僕はこれでも60だよ」
娘友「ろ……ろくじゅう……、ゴウホウショ」
娘「ゴウ……なに?」
娘友「なんでもないなんでもない」
少年エルフ「はいお茶、これ砂糖ね。 夕飯、パスタでいい?」
娘「えぇ、友もそれで大丈夫よね?」
娘友「もちろん」
娘「そういえば薬師は、今日は来てないの?」
少年エルフ「今日は何かの集まりなんだって、すごいオシャレして出て行ったよ」
娘「またか、よく行くわね」
少年エルフ「じゃあ待っててすぐ作るから」カチャカチャ

娘友「薬師?」
娘「あぁ、隣の薬屋よ。 しょっちゅう食べに来るし、祖母の弟子だから半分身内みたいなものよ」
娘友「イケメン?」
娘「残念、女よ。 今日もたぶん合コンでしょ、30越えてから必死だから」
娘友「そういえば、エルフさん結婚は?」
娘「してるように見える?」
娘友「全然見えません。 つか、カワイイわね」
娘「でしょう」フンス
娘友「ホント持って帰って弟にしたい、料理もできるし……うん、そうしよう。 娘、あたしのこと『お姉さん』ってよんでいいのよん」
娘「……」スッ

娘のアイアンクロー、娘友の顔が締め上げられる!

娘友「ゴメンゴメン、マジゴメン」バタバタ

○テーブルに食事が並べられた

娘友「おいしぃ」
少年エルフ「ありがとう」
娘友「ホントおいしい。 こんな町外れじゃなくて、もっといい場所で出したら流行るわよ。 そうだ、良かったらいい場所、貸すわよ、安くするよう親父にいってもいいし」
少年エルフ「え? え、えっと」
娘「友はね、商家の子なのよ」
少年エルフ「そうなんだ」
娘友「そういや、もうお店閉めてたけど夜はやってないの」
少年エルフ「うーん、昨日まではやってたんだけどね、ここのところ配達が来てなくてとうとう食材が足りなくなっちゃって」
娘友「あ、もしかして山賊? 最近、変なのが出るって噂あるよね」
少年エルフ「かもしれない、いつも届けてもらってるんだけど三日も遅れてるし。心配」ウーン
娘「でも、どうするの? このままじゃお茶しか出せないじゃない。 また薬草売るの?」
少年エルフ「許可とってないからダメだよ」 娘「でも……」

アーダコーダ

娘友「お困りのようですね、だったらあたしにいい考えがある」


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