過去ログ - 許嫁「愛していると言えますね?」
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15: ◆AYcToR0oTg[saga]
2014/12/13(土) 21:58:29.61 ID:oOlmUUNN0

許嫁父「――――ここからは、親の欲目としての話でもある」

許嫁父「もし男くんにその気がないなら、結婚は破談で構わない」

男「本当、ですか?」

許嫁父「ただし、高校を卒業するまでに気持ちが変わらなければ、だ」

許嫁父「それまでは許嫁と一緒に暮らしてほしい。娘の気持ちが本物だから、君の心を動かせるんじゃないかと期待もしてしまうしな」

許嫁父「汚い話をしてしまえば、男父の会社とより親密な取引をしたいということもある」

許嫁母「あなた、そういうことはあまり……」

許嫁父「もう男くんは高校生だ、それくらい察しているだろう。いまさら白々しい会話をするのも不誠実だ」

男「そう、ですね。失礼ながら、僕らのことだけを考えた縁談ではないとわかっています」

許嫁父「だろうな。だが深刻に考えないでくれ。男父の奴とは親友だが、公私混同するつもりはない。ビジネスとプライベートは別だ」

許嫁父「だから男くんが許嫁を選ばなくても、それを責めるということは誰もしない」

許嫁父「不義なことをすれば別だがね」

許嫁父「……許嫁。結婚に関しては、そういう条件に変える。それでいいな?」

許嫁「ええ。周囲がどうあろうと、私の気持ちは変わりません」



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