43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/14(日) 01:29:32.85 ID:QcmbvjXlo
「戻ってたんですね」
奏でられた音色の如く耳に心地よい声音と共に
京太郎は背中から優しく抱きしめられる
されるがままの京太郎の首に白い腕が回り
女性の長い黒髪が揺れると、二人は密着する形になる
タバコを手元の灰皿に押し付けると
京太郎は背中に感じる仄かな温かみへと身体を預け両目を閉じた
とくとく、と確かに伝わってくる鼓動と体温に
じんわりと自身の身体もまた、芯から温められているような気がして
熱くなった目頭を揉んで涙が流れ落ちる前に誤魔化す
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