過去ログ - 「キョンと付き合ってみんなの出方をみるわよ!」
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79:名無しNIPPER[sage]
2015/01/07(水) 02:45:55.89 ID:ovkNUoYz0
タクシーからはハルヒが降りてきた。

ハルヒは三人を見つけると声をかけた。

「なに?あんたたち、人ん家の前でどうしたの?」

「キョンくんのことで少しお話が………」

切り出したのは朝比奈みくるだ。

「ふ〜ん………なにかしら?」

ハルヒは珍しく機嫌が良さそうに話を聞く体制に入った。

「少々予定を早めて入院させては如何でしょうか?」

古泉が内容を伝える。薄暗がりの中でも唇の動きが見えるのか全く齟齬が生じていない。

「あ、それ無理だから」

ハルヒはにべもなくそれを拒絶した。

「あの………じゃあ、キョンくんにお正月の挨拶だけでも」

朝比奈みくるに考えがあるのか、とりあえずはキョンに会う方針にしたようだ。

「ごめん。それも無理」

ハルヒはあっさりと、まるで道端で肩でもぶつかったかのような謝り方をする。

「そ、そんな………」

まさか会うことも拒否されるとは思っていなかったのか朝比奈みくるは衝撃を受けていた。

そんなみくるを不憫に思ったのかハルヒが追加の説明を加えた。

「だって、キョン死んじゃったんだもん」

ハルヒは片手を前で切り、「ごめんネ」とでも言いそうな恰好をした。

例えば本の発売が延期したなら取ったであろう謝罪の格好だ。


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