11: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:17:16.04 ID:k8MZNwpIo
小町のことを思い出すと同時に、後悔が胸の中を渦巻く。
どうしてあの時忘れ物なんてしてしまったのか。
どうして少し時間をズラして行かなかったのか。
12: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:17:48.35 ID:k8MZNwpIo
高二、冬。
小町「小町の番号……あるかな……?」
八幡「ある、と信じておこう」
13: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:18:21.55 ID:k8MZNwpIo
小町「あった! あったよお兄ちゃん!!」
八幡「マジか! やったな小町!!」
小町「うん! やったよ!!」
14: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:18:56.04 ID:k8MZNwpIo
――
――――
はっぱ隊「「「やったやったやったやった♪」」」
15: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:19:30.78 ID:k8MZNwpIo
小町「お兄ちゃん……どうしたのそれ……」
八幡「まぁ、なんだ。お祝い事……だからな。いろいろまちがっているけどよ」
小町「そうだね。……でも、ありがと」
16: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:20:23.44 ID:k8MZNwpIo
高三、夏の終わり。
葉山「大丈夫かい?」
八幡「……話しかけるなって言ってるだろ」
17: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:20:57.76 ID:k8MZNwpIo
葉山「もう、文化祭の時期だな」
八幡「?」
葉山「俺たちはっぱ隊は、エンディングセレモニーの前座で出る」
18: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:21:33.39 ID:k8MZNwpIo
学校にいる時は楽だ。小町を思い出すきっかけがあまりないから。
だから家にはいたくない。そこら中に小町の『思い出』があるから。
玄関にも、廊下にも、リビングにも、部屋にも。
19: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:22:03.48 ID:k8MZNwpIo
戸塚「八幡……」
八幡「…………」
戸塚「ねぇ、八幡……?」
20: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:22:45.16 ID:k8MZNwpIo
ガララ
ドアを開くとそこにいたのは雪ノ下雪乃だった。
八幡「…………」
21: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/12/15(月) 09:23:18.55 ID:k8MZNwpIo
八幡「人の妹の名前を軽々しく使うな……」
雪乃「それは逆ギレというのよ。ねぇ、比企谷くん。そんなことをしても何も変わらないわ」
雪乃「それに誰も、幸せになれない」
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