過去ログ - 勇者「魔導人形?」 幼女「ユーシャ!」
1- 20
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/19(金) 16:25:40.62 ID:5iBsW24c0
勇者「魔導人形?」幼女「ユーシャ!!」

勇者「なんですか? この木箱」

受付「さぁ?勇者様にお預けするようにとしか言われてませんので……」

勇者「えー? 俺に? 今日は国からの支給金の申請に来ただけなんだけど……」

受付「魔王を倒した勇者は税金で悠々自適の毎日ですか……羨ましい」

勇者「それが魔王を倒した男の特権です」フンス

受付「パーティーの皆様はそれぞれ国のために日々尽力されているというのに、勇者様は日がな一日、そのような格好でブラブラと……」

勇者「いや、だって楽なんだもの。で、その箱なんだけど何が入ってるとかって書いてないの?」

受付「一応、王立研究所のものみたいですね」

勇者「王立研究所? じゃあ、魔法使いのところか……」

受付「手紙も預かってますけど読みますか?」

勇者「お願いします」

受付「えっと『勇者、久しぶりじゃの。ワシの最高傑作を送るから試験運用を兼ねて預かって欲しい。くれぐれも壊さぬようにな。詳細は追って連絡する』だそうです」

勇者「えー、面倒くせぇ」

受付「断るんですか?」

勇者「こっちは魔王倒して、平和で気ままな税金生活ですよ? そんな面倒くさいこと断るに決まってるじゃない。魔法使いに伝えておいてくださいよ、『面倒だからパス』って」

受付「分かりました、そのように伝えておきます。ただ……」

勇者「ただ?」

受付「勇者様は英雄支給金の受給資格要項を把握していますか?」

勇者「いや、知らないけど……」

受付「基本的には『受給者は国家の技術発展と国力増加に積極的に協力すること』です」

勇者「へー、そうなんだ。それで?」

受付「それに関してなんですが上から『もし勇者が依頼を断ったら即時支給金をストップするように』と承っております☆」

勇者「は?」

受付「かわいそうに勇者様。夢の税金生活から一転、明日から無職に……」

勇者「いや、ちょっと待って」

受付「仕方ありませんね、それでも断るというんですから……勇者様はその処分も甘んじて受けるとの覚悟がおありのようですし、私から上の方に伝えておきます」

勇者「いや、待てって!!」

受付「なんですか? 無職様?」

勇者「無職言うな!……なんでこんなことに……頑張って魔王を倒したのに……」

受付「それで、どうなさいますか?」

勇者「……断るって選択肢はどうせ無いんでしょ?」

受付「まぁ、今の自堕落な生活を続けていきたいのなら」

勇者「わかりましたよ、引き取ればいいんでしょ、引き取れば!」






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
106Res/78.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice