8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 03:43:41.00 ID:tchFiF3mo
川の上流のその果て、遠くの山に陽が沈む。
夜の青を強いオレンジに染めて、
死にかけの線香花火みたいにまわりを染めて、結局夜に飲まれてしまう。
時が止まることはない。
いつだって、あの山は太陽を飲み込んでしまう。
上空を二羽のカラスが重なるように横切って、太陽に飲まれて消える。
橋の上から、ママに手を引かれる子どものはしゃぐ声が聞こえた。
声しか聞こえなかった。
逆光で影になった二人は私の視界の外にいってしまったから。
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