112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 08:02:16.31 ID:DL0z8tZuo
「……マドギワさんがかわいそうだよ」
皮膚の下で黒く冷たい後悔に血管が萎縮した。
どうして。私は彼に焦がれていたけれど、彼は私のことなど考えてくれなかった。
そうでなかったら、どうして私に黙って他の誰かと――。
激しい感情に圧倒されて、私は目をつむった。
そして、暗闇の中、強く自分を否定した。
違う、それはひとりよがりだ。けれど、私は――もう、私は。
「もう、いい」
「どうして……?」
「もういいんです。まゆは、アイドルも、学校も……」
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