52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:22:47.16 ID:DL0z8tZuo
「じゃあ、これから忍ちゃんって呼びますね」
「えへへ。アタシ、早生まれだからまだ一個下だけど」
「誕生日、いつ?」
「三月九日。まゆちゃんは?」
「九月七日です」
「ああ、過ぎちゃってたかー」
ふと目を上げると、破片のような細かい雪がオレンジ色の陽にきらめいて、
風が指の間を微かに通り抜けていった。
忍ちゃんと私はよく一緒にレッスンを受けた。
体力作りから始まり、発声練習やダンスの基礎が主な内容だった。
さすがに何ヶ月か先輩ということもあって、忍ちゃんは長い練習でも元気があったし、
よくコツを教えてくれたりした。
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