53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:23:40.13 ID:DL0z8tZuo
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二月を目前に迎えると新しい生活リズムに身体が慣れて、やっと余裕ができた。
学校生活やレッスンは相変わらずだけれど、仕事がポツポツと入り始めた。
ティーン雑誌でのモデルが初仕事で、続くいくつかの仕事も写真撮影だった。
「元読者モデルだし、慣れていると思って」
プロデューサーさんは少し申し訳なさそうに言った。
仕事の内容は以前経験したのとあまり変わらないけれど、
どこへ行くのも一人でないからずっと充実していた。
とは言え、初任給は決して多くなく――と言うよりか、
施設使用費やレッスンの料金などの名目で差し引かれ、残ったのは小遣い程度の金額だった。
ついため息をついてしまうが、小遣い程度でも残るだけいいのかもしれない。
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