60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/20(土) 07:29:11.34 ID:DL0z8tZuo
「私もチョコは溶かして固めただけだよ」
「まあ、そうかもしれないけど」
「それに、忍ちゃんはみんなにあげていたし」
「あははっ、質より量ってやつかな。アタシはマドギワさんにも、
プロデューサーさんにも迷惑かけてるからね」
忍ちゃんはプロデューサーさんだけでなく、
自分のプロデューサーや事務員さんにもしっかりチョコレートを渡していた。
私は気が回らなくて、プロデューサーさん一人だけにしか用意していなかった。
彼以外の事務所の人と話すことはあまりないけれど、用意するべきだったかしら。
「来年は、私もみんなに用意しようかな」
「うん、良いと思う!」
お返しもいっぱい貰えるだろうしね、と冗談めかして忍ちゃんは笑った。
つられて笑い、それからプロデューサーさんの嬉しそうな顔が浮かんだ。
ふっと息を吐くと、鼻先で街灯の光に白く受け止められた。
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