3:名無しNIPPER[sage saga]
2014/12/21(日) 21:27:24.88 ID:uvLHgNzk0
うわぁ、やばい。
もう、何を話して良いのか、全然判らないわ。
夏の合宿ではあんなに二人きりで話せたのに、あの後、ゆみのことを意識するようになってからか、どうも二人っきりだと気まずくなる。結局、頭を精一杯からから廻して、やっと出て来た言葉が、
雪ね––––。
だもの。当たり前じゃない。
ゆみも、少し呆れていたようだった。でも、おかげで少し何時もの本調子を取り戻せた気がする。そもそも何を緊張してたのかしら––––ゆみだもの。
緊張の糸が緩んだのか、自然と笑みが溢れ始めた。そんな私を、ゆみは不思議そうに眺める。ゆみの長い睫毛が覗く切れ長の瞳と一瞬目が合い、私は少しどきっとした。
なんだろう、今日の私。
私とゆみとは、同じ麻雀を愛する同じ部長––––ゆみはちょっと違うけれどもまぁ、同じようなものね。とにかく、そこまで二人きりだからと言って緊張するような間柄じゃないわね。
恋人同士、と言う訳でもないのだし–––––。
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