過去ログ - 提督「私と一緒になってくれ……古鷹」
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7:RD[saga]
2014/12/21(日) 23:16:26.11 ID:6Qu5AGcp0
「提督だって……そうじゃないですか」

「えっ……?」

私は、顔を上げて再び提督と目を合わせました。

「提督は私以上に他の艦娘たちの面倒を見て、誰にも甘えてないじゃないですか」

提督は、ハッとした顔を見せました。

そして、さびしそうな表情になっていきます。

その頬に、私はゆっくりと手を滑らせました。

「ご両親が他界されても、提督がずっと一人で頑張ってるのを私は知ってます。寂しくても、辛くても、提督は私たちの模範でした」

私は頬から、提督の震えを感じました。

「提督が私に甘えろと仰るなら、提督も私に甘えて下さい。それで、おあいこして下さい」

提督は、それでも涙を見せることはありませんでした。

なんて強い人なんでしょう。

だから私は、あなたの支えでありたい。

私をしっかりと、きついぐらいに抱き締めました。

そんな私も提督の想いに応えて、負けないほどに強く抱き返しました。

私にとって唯一人、甘えることが出来る提督。提督にとって唯一人、甘えられる私。

抱き合い、その温もりを共有してお互いの拠り所を確認し合いました。


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