過去ログ - さやか「絶望?飲み干してやるよ」
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132: ◆WtqXBsnRH2i5[saga]
2015/01/07(水) 06:54:26.47 ID:q+D9Q991O
さやか「よ、転校生」
不意に名前を呼ばれて私はたじろぐ。
何度も何度も聞いたこの言葉。
そしてこの声。
転校生。
私のことを「ほむら」と呼んでくれるあなたも確かにいたけれど。
それは遠い遠い過去の今。
もう、私は。
そんなことさえ許されない。
ほむら「…何の用?」
早くこの会話をおわらせたい。
あなたなんかと話したくない。
無駄に希望を持ってしまうから。
早く…!
さやか「なんだよ、クラスメートに声かけるのに」
さやか「用も何もないでしょ?」
ほむら「…おはよう」
何をしている。
言葉を交わすな。
心を冷やせ。
達観しろ。
いっそ、神様になってしまえ。
何が起こっても、何がどうなろうとも一切関しない。
冷えた神様。
それが。
さやか「おーはよ」
私?
そうだ。
案外。
私が。
この世界を作っているのかも。
だって私は。
世界を何度もやり直しているのだから。
時さえ止まる。
時さえ。
もう何も。
動かない。
もう何も。
変わらない。
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